ジンバブエ研修活動報告⑭ カミ(Khami) 遺跡・マトポ(Matopo) 国立公園~帰国
2024/3/16
再びブラワヨに戻ってきたこの日は、世界遺産はしごDayです。
1つ目はカミ遺跡です。グレートジンバブエ遺跡よりは歴史が下ったところで、マシンゴの文明の技術を継承してる人たちが建てたそうです。「高いところに住む=身分が高い」というのはグレートジンバブエ遺跡と同じでも、王も奥さんたちと一緒に住んでるところや、模様がより多かったり、石を赤く焼いてレンガにしてたりなど違いがありました。現役の儀式の場が遺跡の近くには残っていて、カミ遺跡の宗教的重要性を感じました。ジンバブエの岩は実際は天然のものなのに「積まれてるように見える」ものが多いのですが、その理由についても解説していただきました。花崗岩は結晶構造的に裂けやすい向きが決まっていて、雨や酸性雨が一定の向きにしみ込んでいって割れます。その結果人が積んだように残る部分と溶けてない部分ができるそうです。
午後はマトポの丘群へ向かいました。Mothという戦争関連の殉職者のお墓を見たのちに、Rhode’s Graveに登りました。数千年前の洞窟画も鑑賞でき、良い写真をたくさん撮ることができました。高いところほど風が心地よく、「ここに埋まりたい」と言ったセシルローズの気持ちも分かる気がしました。
翌日、3/17は帰国日でしたが、午前中はジンバブエ国内で大変お世話になったジンバブエ政府観光省の方々と会食をし、ジンバブエの観光産業についてお話をお聞きしました。その後、ブラワヨ空港から飛行機に乗り込み、2024年3月18日に研修メンバー13名全員が無事に日本へ帰国しました。
今回の研修では、日本ではあまり知られていないジンバブエの観光、医療、経済、文化などたくさんのことを実際に肌で感じることができました。この研修を通して考えたこと、見た景色は一生の思い出となるでしょう。関わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。
最後まで活動報告をお読みいただき、ありがとうございました!今後もMPJ Youthをよろしくお願いいたします!
帰国後の成田空港で