ケニア研修5日目活動報告
2023/2/19
終日 オルカリア地熱発電所訪問 in オルカリア
5日目のこの日は、前日にナイロビからバスで1時間ほど移動してきたナイバシャ湖付近に広がる、オルカリア地熱発電所を見学させていただきました。
ケニアの電源の4割を占める地熱、そのほとんどを有する官民7:3の企業がKenGenさんです。発電所の見学の前に、併設されているSPA(後述)の付属の会議室にてKenGen社員の方から地熱発電やケニアのエネルギー事情等について、プレゼンもしていただきました。
9時から伺ったところ、10時半ごろになってご馳走になった朝ごはん(ホテルで朝ごはんを食べてきたため、第2朝食としていただきました)に感動したり…
オルカリア地熱発電所はⅠ〜Ⅵまであり、Ⅲ以外がKenGenさんの管轄です。
少し近づいて見られるスポット、5つのプラントを一望できるスポット、発電に使う蒸気と再利用する熱水に分けるセパレーターといった個々の設備まで、幅広く見学させていただきました!
さらにオルカリアⅤについては内部に入れてくださり、技術的なことや設備の詳細についても、エンジニアの方が解説してくださいました。
また、オルカリアには東アフリカ唯一の温泉があります♨️
発電に使う蒸気を冷ましてSPAとして観光客・地元の方ともに利用されていました。ナトリウム泉質で、噴出口から40℃強の熱水が出ていて、手前が温水プールのようになっていました。
ダイナミックな大地に圧倒され…
ある資源を活用する意識を感じるとともに、同じく地熱資源に恵まれ世界3位の地熱エネルギーポテンシャルを持ちながら導入が難しい日本が学べることは何か、考える機会となりました。
先日の投稿にあるように、在ケニア日本大使にもお話を聞く機会をいただきましたが、そこで、今後の日本で海外に目を向けることの大切さ、そのために日本の提供できるものを若者が大学で、企業で、社会で知ることの大切さを提起していただきました。
JICA方のお話でも、歴代一番成功した事業と思うものがケニアの地熱事業かもしれないというほどでした。日本の私たちがこの事例から学べることが多い気がします。
このように、日が経つにつれてどんどん、ケニア研修にあたって事前勉強してきたこと、現地の様々な訪問箇所で伺ったことが繋がっていく体験が増えてきました。