ケニア研修11日目活動報告
2023/2/25
日本文化イベントでのボランティア in ナイロビ
この日は市内のアートカフェマーケットで開催された、”Takoyaki Weekend”のお手伝いをさせていただきました。店内でのたこ焼き販売に加え、書道や折り紙の披露のような日本文化の発信が私たちの役割です。漢字で名前を考えたり、子どもたちにけん玉を教えたりと様々な形で現地の方と交流することができました。
この日までもケニアの方と接する機会はあったのですが、私たちがケニアの文化や人々の考えを聞く機会が多かったので、日本のことを現地の方に伝えるのはこの日が最初だったかもしれません。「この言葉は日本語で何ていうの?」のような会話はこれまでもありましたが、本格的に文化や風習を伝えるのは日常会話ではなかなか難しいです。だからこそこういった場に参加させていただけたのは、私たちにとっても貴重でした。
ケニアに来てみると日本との違いがたくさん見えてきます。それは普段の挨拶からビジネスの場面まであらゆるところであります。日本ではエレベーターで知らない人と一緒になっても会話をすることはあまりないですが、ケニアではそういった場合に話しかけてもらえることが多いです。体調が悪くてベンチで寝込んでいても、優しく声をかけてもらえます。もちろん日本でも優しく話しかけてくれることはありますが、文化的にケニアの方が人と関わっていたいという気持ちがより強いのでしょう。
こういった日常で感じられる文化的な違いは、研修を通して学ぶことができたことの一つです。やはりケニアの文化に直に触れることで、日本を相対的に見られるようになった気がしました。ずっと自国にいるとその文化を当たり前だと考えてしまいがちです。外国を訪れてその土地の文化を知る、そして自国の文化を伝える。それらを経ることで、いわゆる「異文化理解」だけでなく、自分の国を客観的に見ることができるようになると思います。
その点で振り返ってみても、今回の”Takoyaki Weekend”で現地の方が日本の食や遊びにどのような印象を持ったのかは興味深かったですし、私たちも改めて日本の文化について考えることができました。このような機会を作っていただき、とても感謝しています。